梅雨の晴れ間を狙って編笠山へ

梅雨入りしたばかりの時期。天気予報とにらめっこを続ける日々の中で、貴重な晴れ間が訪れそうだったため、山梨県と長野県の県境に位置する南八ヶ岳の編笠山へ登ってきました。

編笠山は標高2,524m。八ヶ岳の南端に位置し、比較的登りやすい百名山周辺の人気ピークとして知られています。山頂からは八ヶ岳連峰はもちろん、南アルプスや北アルプス、富士山まで望める展望の山です。

今回は観音平駐車場からの往復コース。梅雨の晴れ間ならではの瑞々しい新緑と、静かな森歩きを楽しみながら山頂を目指しました。

平日でも大人気!観音平駐車場は朝7時半でほぼ満車

登山口となる観音平駐車場へ到着したのは朝7時半頃。

平日ということもあり余裕があると思っていましたが、到着して驚きました。すでに駐車場はほぼ満車状態。わずかに空きスペースが残っている程度でした。

さすが八ヶ岳エリアの人気コースです。

週末であればさらに早い時間帯で満車になることも珍しくありません。観音平から権現岳や青年小屋、編笠山を目指す登山者が多く、この日も続々と登山者が準備を整えて出発していました。

天気は曇りがちでしたが、時折青空も見えています。

「今日はどこまで景色が見えるだろうか」

そんな期待を胸に登山開始です。

気持ちの良い初夏の新緑と静かな林道歩き

登山口からしばらくは林道と樹林帯の道が続きます。

編笠山コースの魅力の一つは、この静かな森歩きではないでしょうか。

梅雨の時期らしく森はしっとりと潤い、木々の緑は一年で最も鮮やかな季節。初夏の新緑が目に優しく、歩いているだけで気持ちが落ち着きます。

鳥のさえずりが響き、風が吹くたびに葉が揺れる音が聞こえるだけの静かな空間。

派手な展望こそありませんが、この森の雰囲気が実に心地よいのです。

足元も比較的歩きやすく、登山というより森林浴を楽しんでいるような感覚になります。

登山を始めた頃は、ただ山頂だけを目指していましたが、最近はこうした森の時間そのものが贅沢だと感じるようになりました。

徐々に標高を上げる登山道

樹林帯を進むにつれて標高も徐々に上がっていきます。

登山道はよく整備されており危険箇所は少なめです。

しかし、編笠山は決して楽な山ではありません。

前半は比較的緩やかに感じるものの、後半になるにつれて傾斜が増し、少しずつ体力を消耗していきます。

途中で休憩を取りながらゆっくり進みます。

湿度は高めでしたが、標高が上がるにつれて気温も下がり、汗をかいても不快感は少なめでした。

これも梅雨時期の高山ならではの魅力かもしれません。

山頂直下30分はかなりの急登

編笠山で最も頑張りどころとなるのが山頂直下です。

青年小屋方面との分岐を過ぎると、いよいよ本格的な登りが始まります。

特に最後の約30分間はかなりの急登。

ゴロゴロした岩場も増え、一歩一歩着実に高度を稼いでいきます。

息も上がり、脚にも疲労が溜まってきます。

「あと少し」

そう思いながら登り続けますが、なかなか山頂が近づかない感覚になります。

しかし、この急登を越えた先には素晴らしい景色が待っています。

振り返るたびに広がる山並みが励みになり、最後まで頑張ることができました。

編笠山山頂到着!雲の隙間から見えた絶景

苦しい登りを終えてついに編笠山山頂へ到着。

山頂は広く開放感抜群です。

ただ、この日は残念ながら雲が多め。

期待していた大パノラマは半分ほど隠れていました。

それでも時折雲が流れると、隙間から素晴らしい景色が顔を出します。

まず目を引いたのは権現岳。

堂々とした岩峰が存在感を放っています。

青年小屋から続く稜線も美しく、八ヶ岳らしい景観を楽しめました。

さらに遠くを見ると、雲の切れ間から北アルプスの山々も姿を見せてくれました。

わずかな時間ではありましたが、槍ヶ岳や穂高連峰方面と思われる山並みが確認でき、思わず見入ってしまいます。

快晴ではありませんでしたが、雲が流れるたびに景色が変化する山頂はむしろ幻想的で印象深いものでした。

梅雨の晴れ間だからこそ味わえる山の魅力

登山というと快晴ばかりを求めがちですが、今回の編笠山では梅雨の晴れ間ならではの魅力を改めて感じました。

雨上がりの森は生き生きとしており、新緑は一年で最も美しい状態。

澄んだ空気と瑞々しい景色が広がります。

また、雲が山肌を流れる様子も高山ならではの風景です。

刻々と変化する景色を眺めながら過ごす時間は、とても贅沢でした。

まとめ|初夏の編笠山は新緑と展望が魅力

今回の編笠山登山は、梅雨の晴れ間を活かした気持ちの良い山行となりました。

観音平駐車場は平日朝7時半でもほぼ満車という人気ぶりでしたが、その理由も納得です。

静かな林道歩き、美しい初夏の新緑、山頂直下の急登、そして山頂からの雄大な展望。

快晴ではなかったものの、雲の隙間から見えた権現岳や北アルプスの景色は十分に価値のあるものでした。

八ヶ岳エリアの中でも比較的登りやすく、達成感も味わえる編笠山。

初夏から秋にかけて特におすすめできる一座です。

次回はぜひ快晴の日に再訪し、360度の大パノラマを楽しみたいと思います。

登山データ

距離:7.7km

累積標高:979m

時間:4時間16分

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bridge-nx

50歳過ぎて登山をはじめました。

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