
登山を続けていると、こんな経験はないでしょうか。
- 登りは問題ないが、下山で前ももが限界になる
- 心肺は余裕なのに脚が先に終わる
- 翌日、階段を下りるのがつらい
これらの原因は、登山に必要な筋肉が十分に鍛えられていないことにあります。
登山は有酸素運動のイメージが強いですが、実際には筋力と筋持久力が安全性と快適さを左右するスポーツです。
この記事では、登山に本当に役立つ筋肉トレーニング方法を、
自宅でできる内容に絞って解説します。
登山で使われる主な筋肉
まず、登山で特に重要な筋肉を整理します。
下半身

- 大腿四頭筋(前もも):下山時のブレーキ。膝の負担に直結
- ハムストリング(裏もも):登りで脚を引き上げる
- 大臀筋(お尻):一歩一歩を踏み出すエンジン
- ふくらはぎ:推進力とバランス維持
体幹

- 脊柱起立筋・腹筋群:姿勢保持、ザックの安定、転倒防止
登山では、筋肥大よりも長時間使い続けられる耐久力が重要です。
登山筋トレで大切な考え方
一般的な筋トレと、登山向け筋トレは目的が異なります。
- 重すぎる負荷は不要
- 回数は10〜15回が基本
- ゆっくり丁寧な動作
- 特に「下ろす動作」を重視
この考え方が、下山でのダメージ軽減につながります。
登山のための筋肉トレーニング方法【厳選5種目】

① スクワット(基本)
登山筋トレの土台となる種目です。
- 回数:12〜15回 × 2〜3セット
- ポイント:お尻を後ろに引く意識
- 効果:前もも・お尻・体幹を同時に強化
② ブルガリアンスクワット(最重要)
登山動作に最も近い筋トレ。
- 回数:左右10回 × 2セット
- 下ろす動作は3〜4秒
- 効果:四頭筋・臀筋・片脚安定性の向上
登りの粘りと、下山の安定感が大きく変わります。
③ ステップアップ(実戦的)
階段や段差を使ったトレーニング。
- 回数:20〜30回 × 2セット
- 段差:30〜40cm
- 可能なら軽いザックを背負う
心肺機能と脚力を同時に鍛えられます。
④ ステップダウン(下山特化)
下山で前ももが壊れる人に必須。
- 段差から片脚で立ち、4秒かけて下ろす
- 回数:左右8〜10回 × 2セット
大腿四頭筋の「ブレーキ力」を鍛え、膝の負担を減らします。
⑤ プランク(体幹)
姿勢が安定し、疲れにくくなります。
- 時間:30〜60秒 × 2セット
- 腰を反らさないよう注意
50代向け・無理のない週間トレーニング例
- 週2回:筋トレ(20〜30分)
- 週1回:登山または長めのウォーキング
- 毎日:軽いストレッチ
「やりすぎない」ことが、長く続ける最大のコツです。
筋トレを続けると登山はこう変わる

- 登りで脚が残る
- 下山後の疲労が激減
- 膝への不安が減る
- 翌日の回復が早い
結果として、登山がより安全で楽しいものになります。
まとめ
登山筋肉トレーニング方法のポイントは、
- 登山動作に近い種目を選ぶ
- 下山を意識した四頭筋トレを入れる
- 短時間でも継続する
特別な器具やジムは必要ありません。
自宅での筋トレでも、登山力は確実に向上します。
これからも長く山を楽しむために、
ぜひ登山のための筋肉トレーニングを生活に取り入れてみてください。