きっかけは「衰えを感じた自分」だった

50歳を過ぎたあたりから、体力の衰えを実感することが増えました。

階段を上ると息が上がる。

朝起きても疲れが抜けていない。

そして、鏡に映る自分の姿がどこか「老けた」と感じるようになったのです。

そんなときに出会ったのが「自重筋トレ」。

特別な器具もジム通いもいらない。

腕立て伏せ、スクワット、プランクなど、自分の体重だけでできる筋トレです。

最初は「どうせ続かないだろう」と思っていました。

でも、気づけば数年。

体だけでなく、心と生活までが変わっていました。

今日は、50代の私が1年間自重筋トレを続けて感じたリアルな変化をお伝えします。

第1章:体の変化|見た目も姿勢も若返る

筋トレを始めた当初は、1日10回の腕立て伏せすらきつかった。

肩や腕が悲鳴を上げ、翌日は筋肉痛で動けないほど。

しかし、3か月を過ぎたころから徐々に変化が。

腕立てが20回、30回とできるようになり、鏡を見ると肩周りが少し逞しくなっていました。

半年を過ぎると、見た目が明らかに違いました。

お腹まわりが締まり、猫背気味だった姿勢がまっすぐに。

シャツの着心地まで変わるのを実感しました。

体重は大きく変化していませんが、**「引き締まった」**感覚が強い。

数値以上に「鏡に映る自分」が若返ったように見えたのです。

さらに、腰痛や肩こりが軽くなり、疲れにくい体へ。

筋肉が支えてくれることで、日常の動作が楽になりました。

また、若い頃に肩を脱臼したことがあり、何かの拍子で肩が外れることあったのですが、

筋肉がついたことで、外れなくなりました。

💡「筋肉は最高のアンチエイジング」と言われる理由を実感。

第2章:精神面の変化|自信と前向きさが生まれた

筋トレを続けるうちに、精神面にも大きな変化がありました。

朝、軽く汗をかくだけで気分がスッキリ。

「今日もやりきった」という小さな達成感が、1日のスタートを前向きにしてくれます。

以前は疲れるとすぐに言い訳をしていた私ですが、

今は「少しでもやろう」と思えるようになりました。

その積み重ねが「自己肯定感」を上げてくれたのです。

また、筋トレを通して「やればできる」という感覚を取り戻しました。

50代になっても、まだまだ成長できる。

その事実が、日常に活力を与えてくれます。

落ち込むことがあっても、「トレーニングすれば気分が晴れる」。

まさに筋トレは“最高のメンタルセラピー”です。

第3章:生活の変化|習慣が整い、日々が充実した

筋トレを続けていくうちに、生活全体が変わりました。

まず、早寝早起きの習慣が身につきました。

夜更かしを減らし、朝のトレーニング時間を確保するように。

体のリズムが整うと、日中の集中力もアップしました。

また、食事にも意識が向くようになり、自然とバランスを考えるように。

タンパク質を意識した食事に変えることで、筋トレ効果も向上。

さらに驚いたのは、スマホやテレビの時間が減ったこと。

筋トレやストレッチに使う時間が増えた結果、

「自分の時間」をコントロールできるようになったのです。

家族や職場でも「最近元気だね」「何か運動やってる?」「若返った?」と言われることが増え、

それがまた次のモチベーションにつながりました。

第4章:継続のコツ|「無理をしない」が最強の習慣

1年以上続けられた理由を振り返ると、ポイントは「無理をしない」ことでした。

  • 完璧を目指さない:できない日があってもOK。翌日にリセット。
  • 短時間でも続ける:たとえ5分でも「やった」ことが大事。
  • 記録をつける:ノートにチェックをつけるだけでも励みになる。
  • 楽しむ工夫をする:好きな音楽を流したり、回数をゲーム感覚で増やす。
             お気に入りのYouTube動画を見ながらモチベを上げる。

「やらなきゃ」ではなく、「やりたい」と思える習慣に変わったとき、

筋トレはもう苦痛ではなくなります。

まとめ:継続は力なり。50代からでも遅くない

自重筋トレを始めて約5年。

体も心も、そして生活までも確実に変わりました。

筋トレは「体を鍛える行為」ではなく、

「自分との約束を守る行為」だと感じます。

50代になっても、まだまだ変われる。

むしろ、今だからこそ「変化の喜び」を強く感じられるのかもしれません。

昨日の自分より、今日の自分が少しだけ強くなる。

その積み重ねが、未来の自分を作っていく。

今日もまた、腕立てを10回。

小さな一歩が、確実な成長へとつながっています。