11月初旬、晩秋の秋晴れの日。

山梨県の茅ヶ岳に行ってきました。日本二百名山で標高は、1704m。日本百名山で知られる深田久弥が登山中に脳卒中で死去したことでも有名な山です。

標高はそれほど高くはありませんが、山頂からの展望は見事。
晩秋の澄んだ空気の中で、富士山や南アルプスの大パノラマを堪能できました。

アクセス

茅ヶ岳までは、深田公園駐車場まで車で行きます。

駐車場までは、中央自動車道の韮崎インターから約20分くらい。
道路もそれほど狭くなく安心です。

駐車スペースは20台くらい。奥にもスペースがあり、結構止めることができます。
トイレも完備しています。

今回は、朝8時半頃に着きましたが、すでに7、8台止まっていました。

登山コース概要

今回選んだルートは以下の周回コースです。

深田公園駐車場 → 女岩 → 茅ヶ岳山頂 → 金ヶ岳 → 深田公園駐車場

  • 総距離:約8.5km
  • 所要時間:ゆっくり歩いて約5時間
  • 累積標高差:約1000m

前半は緩やかな樹林帯、女岩を過ぎると急登が続きます。
後半は岩場もあり、ちょっとしたアスレチック感も楽しめるルートです。

登山スタート:静けさと落ち葉の道

朝の冷え込みが心地よく、登山道に差し込む木漏れ日がとてもきれい。
落ち葉を踏むサクサクという音だけが響く、まさにソロ登山の醍醐味です。

女岩まではなだらかな登りで、体を温めるのにちょうどいいペース。
マイナスイオン全開の空気をいっぱい吸い込み深呼吸。秋の山の空気は本当に澄んでいます。

女岩から山頂へ:一気に急登!

女岩を過ぎると、いよいよ本格的な登り。
岩場や木の根をつかみながら、ぐんぐん高度を上げていきます。
結構急坂で、しかも落ち葉で滑るので、慎重に3点支持で。
途中、木々の隙間から富士山の頭がちらりと見えると、疲れも吹き飛びました。

汗をかきながら1時間ほど登ると、急に視界が開け——
振り返ると、富士山と南アルプスの稜線がどーんと広がります!

山頂でのひととき|360度の絶景と静かな時間

山頂は広く、休憩できるスペースもあります。
この日は風も穏やかで、ベストコンディション。
澄んだ空気の中に浮かぶ富士山、そして八ヶ岳は目の前に見えます。
さらに瑞牆山も。

熱いコーヒーを淹れ、持ってきたおにぎりを食べながら、静かに景色を眺めました。
ソロ登山ならではの「自分と自然だけの時間」——これがたまらない瞬間です。

下山とふりかえり

金ヶ岳方面へ少し足を延ばし、尾根道を歩き、来た道を戻り下山。
午後1時頃には駐車場へ戻りました。
登山道の途中にあった「深田久弥終焉の地碑」にも立ち寄り、
『日本百名山』の著者・深田久弥がこの山で最期を迎えたことを思うと、感慨深いものがありました。


感想|中級者にもおすすめの“名山”

茅ヶ岳は標高のわりに登りごたえがあり、景色も素晴らしい。
整備された登山道で、危険箇所も少なく、50代の登山愛好家にもぴったりの山です。

紅葉の時期はもちろん、初夏の新緑シーズンも人気とのこと。
季節を変えて、また登りたいと思える魅力のある山でした。


登山データまとめ

  • 登山日:2025年11月上旬
  • 天候:晴れ
  • コースタイム:約4時間(休憩含む)
  • 持ち物:登山靴、トレッキングポール、軽食、レインウェア、インスタントコーヒー、カップラーメン
  • 感想:富士山の展望が最高!山頂の大パノラマ!静かなソロ登山に最適な山。

まとめ

茅ヶ岳は、登りやすさと景色の両方を楽しめるバランスのよい山。
ソロでも安心して登れる整備された道と、山頂の絶景が魅力です。
「静かに自然と向き合いたい」そんな日には、ぴったりの場所でした。

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