山梨県北杜市にそびえる日本百名山のひとつ、瑞牆山(みずがきやま)。鋭く切り立った岩峰が特徴的で、遠くからでもすぐにそれと分かる独特の存在感があります。今回は瑞牆山荘からの定番ルートを歩いてきました。標高は2,230m。距離自体は長すぎないものの、岩場が多く変化に富んだ登山で、終始ワクワク感のある山でした。

登山開始

登山口となる瑞牆山荘はアクセスが良く、駐車場やトイレも整備されています。朝の空気はひんやりとしていて、森の中に入るとすぐに静かな世界が広がりました。序盤はなだらかな樹林帯。木漏れ日の中を歩きながら、体をゆっくりと温めていきます。急登というほどではないものの、徐々に高度を上げていく感覚が心地よく、呼吸と歩幅を一定に保つことを意識しました。

しばらく進むと富士見平小屋に到着。ここは瑞牆山と金峰山の分岐点でもあり、休憩ポイントとしても人気の場所です。ベンチで少し水分補給をし、ここから本格的な登りへ。道は次第に岩が増え、木の根や段差も多くなります。両手を使う場面もあり、いわゆる「登っている感」が強くなってきました。

山頂へ

瑞牆山の魅力は、なんといっても巨岩の風景。大きな花崗岩が点在し、まるで自然が作ったアートの中を歩いているような感覚になります。鎖場はそれほど多くありませんが、足場を選びながら慎重に進む場面もあり、集中力が必要です。振り返ると奥秩父の山並みが広がり、思わず足を止めて景色を眺めてしまいました。

山頂直下はやや急な岩登り。最後のひと踏ん張りで視界が一気に開け、瑞牆山の山頂へ到着です。そこには360度の大パノラマが広がっていました。目の前には金峰山、その先には八ヶ岳連峰、そして条件が良ければ富士山まで見渡せます。絶景!!しかし、結構高度感あります。💦

岩の上に腰を下ろし、風を感じながら飲むコーヒーは格別でした。苦労して登った分だけ、景色の価値も何倍にも感じられます。

下山

下山は同じルートをゆっくりと。登りでは気づかなかった苔や木々の表情が目に入り、山の奥深さを改めて実感しました。岩場ではスリップに注意しながら、膝への負担を抑えるために歩幅を小さく。瑞牆山は距離こそ短めですが、岩のアップダウンが続くため、想像以上に脚を使う山だと感じました。

まとめ

今回の登山を通して印象的だったのは、瑞牆山の「コンパクトなのに濃い」魅力。樹林帯の静けさ、岩峰の迫力、山頂からの絶景と、短い行程の中にさまざまな要素が詰まっています。初心者でも挑戦可能ですが、岩場に慣れていない場合は手袋や滑りにくい靴があると安心です。

静岡からもアクセスしやすく、日帰りでも充実感を味わえる瑞牆山。登山の楽しさを改めて思い出させてくれる一座でした。春夏秋冬と違う季節にも訪れてみたい、そんな気持ちにさせてくれる山です。自然の造形美に触れながら、自分のペースで一歩一歩進む時間――それこそが瑞牆山登山の最大の魅力なのかもしれません。

投稿者
アバター画像

bridge-nx

50歳過ぎて登山をはじめました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)