山伏登山　｜新緑に包まれる南アルプス前衛の名峰へ【Active50ライフ】

静岡県静岡市葵区と山梨県南巨摩郡早川町との境にある山である。明石山脈の白峰南嶺に続く山で、同嶺の最南の2,000m峰であり、安倍川流域の最高峰でもある。標高2013.2m。

新東名新静岡インターから車で北に約１時間、日影沢登山道から登山開始。斜面は、比較的緩やかで登りやすい。前日、雨だったので少し心配していたが、当日は、五月晴れ。とても気持ちの良い登山ができました。

序盤は緩やかな樹林帯。
足元には落ち葉とフレッシュな若葉が混ざり、踏むたびに柔らかな感触が伝わります。

途中、ツツジの濃いピンク色が差し色となり、春の名残を感じさせてくれました。
鳥の声も多く、静かながら活気ある山の雰囲気です。

沢もあり特に暑い季節にはとても気持ちが良い登山ができそうです。最初、ルートを間違えて、沢を無理やり渡って変な方に行ってしまい、ちょっと焦りました。周囲に目配りをしてルートを確認しなければならないと改めて思いました。

山伏にも大きい岩があります。登り始めてしばらく進むと出現します。

砂利（？）だらけの滑りやすい斜面もあります。

景色も良いです。

シカもいます。可愛い。

風が心地よく吹き抜け、視界が一気に開けました。

笹原を抜けて最後のひと登り。
山頂標識が見えた瞬間、自然と笑顔に。

登山開始から約2時間30分。山頂に到着。

山頂の景色は、最高。５月でしたが、南アルプスの山々がかろうじて雪が残っていました。眺望はよく、登山初心者の私にとっては、南アルプスがこんなに近くに見れたのは初だったので感動しました。

がクリアに見渡せる大展望✨
これぞ山伏の醍醐味！

三角点の前でザックを降ろし、
景色を眺めながらコーヒータイム。
爽快な風が汗をすっと乾かしてくれます。

帰りは同じルートを戻ります。
日差しが高くなると、森の緑がさらに濃く見え
行きとは違う表情を見せてくれました。

13時前には登山口へ無事到着。
全行程は約4時間30分。

山伏に登ってみて

今回は天候に恵まれ、
新緑 × 富士山 × 南アルプスという
最高の景色に出会えました。

・静かで落ち着いた山歩き
・アクセス良し
・2,000m超の達成感

初心者の次のステップにもおすすめです。

「また季節を変えて登りたい」
そう思わせてくれる、魅力あふれる名峰でした。